2001年 日本

監督:藤 由紀夫

今回紹介する映画は「ムルデカ 17805」です。

インドネシア独立戦争でインドネシア人とともに独立戦争を戦った日本兵を描いた物語です。

<<ストーリー>> 1941年12月8日、大東亜戦争開戦。

 日本軍第16軍はオランダ領ジャワ島へ上陸、オランダ軍を降伏させ同地を占領した。日本軍は現地人を軍事教練し自ら独立を勝ち取るための術を伝授していた。

しかし、日本は敗戦。再びインドネシアを植民地とすべくイギリス・オランダ軍が来襲。

現地のインドネシア人と同地に配備されていた日本兵の一部は、インドネシア独立のため独立戦争を戦う事を決意する。

大東亜戦争敗戦後、インドネシアにて独立戦争を現地人と戦った日本兵という実話を元にした作品です。 「ムルデカ」はインドネシア語で「独立」。

「17805」はインドネシア独立宣言文に記載された年号「2605(皇紀)8月17日」を逆読みで表しています。

大東亜戦争については、「侵略戦争だ」「日本人は現地人にひどいことをしたよね」などと非難をされていますが、動機はともかくアジア各国の独立のきっかけになった事は大切な事だと思います。

映画後半に勃発する独立戦争では、オランダ軍との市街戦が繰り広げられ次々と日本兵が倒れていきます。スチュアートM-3っぽい戦車も登場し迫力のある戦闘シーンが描かれています。

大東亜戦争のスローガン「大東亜共栄圏」はなされませんでしたが、それを信じた日本兵による独立戦争参加。歴史に埋もれた真実を描いた物語オススメです。

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ムルデカ17805  評価A

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