2002年 日本
監督:石侍 露堂
今回紹介する映画は「宣戦布告」です。
麻生 幾 の小説「宣戦布告」の映画版で、自衛隊の有事出動を題材とした内容となります。
<<ストーリー>> 200X年、敦賀半島沖で国籍不明の潜水艦が座礁、乗り込んでいた特殊作戦部隊員十数名が、ロケットランチャーなどの重武装を手に上陸したことが判明。
突如外敵が侵入してくるという緊急事態に迅速な対応ができない政府。警察力での対処が失敗し、ついに自衛隊の出動が決定されるが・・・ 現行法下(2002年時点)での自衛隊の有事出動の難しさを描いた作品で、劇中さまざまな法規制により自衛隊の行動が制限され、つぎつぎと隊員が命を落としていきます。
某都知事は「自衛隊員はこんなに弱くはないはずだ」と視聴後に言ってたらしいのですが、「法制限下で行動が限定される中ではむしろあんなもんだろ。 自衛隊に幻想抱きすぎ」ってパラセラさんが言ってました。
また、この映画は自衛隊を題材にしているにもかかわらず、防衛庁(当時)の協力が得られなかったということですが・・・まぁ、あの国の特殊部隊員と自衛隊の戦闘を描いたり、自衛隊員がなすすべも無く殺害されていく内容の映画ですからね・・
そのせいか映画ラストの見せ場である「AH-1 コブラ」による掃討シーンはかなり残念なことになっています。
まぁ、アクション映画では無いので見るべきところは戦闘シーンでは無いわけですが、やっぱり残念だな~ たった、十数人の特殊部隊によって周辺有事にハッテン× 発展する危うさ、個人的におすすめです。